犬に大量に寄生するマダニの早期発見が重要な理由
「愛犬の体を撫でていたら何かくっついてる?」
「散歩から帰ってきたら鼻先にマダニが!!!」
我が家の犬たちにもマダニがついた事があります。。。
「いつも薬ちゃんとしてたけど、見かけた事ないし、今シーズンじゃないし。」と思って気を抜いていたんですよね。
そしたら散歩から帰ってきて後ろ足になんかついてる。。。「ん?」
血を吸ってパンパンになったマダニが!!!
その後身体中を探したら出るわ出るわ。。。
10匹以上はくっついていました。涙
皆様にはあんな恐怖を味わって欲しくないので、今回は
「マダニって、どんな病気の原因になるの?」
「愛犬を守るには、どんな対策をすればいいの?」
愛犬の健康を守るためには、マダニの危険性について、正しく理解することが大切です。
この記事では、犬に大量に寄生するマダニの早期発見が重要な理由について、詳しく解説します。
マダニが引き起こす病気、犬を守るための対策方法などを紹介します。
簡単に自己紹介
- 元美容師、スタイリストとして毎月100名以上を担当。ヘアメイク大好きで、現在は自分と娘のヘアアレンジを楽しんでいます。
- 結婚後、難病治療をきっかけに専業主婦になりました。
- 愛犬2匹とのんびり過ごす毎日のおうち時間。
- コーヒーと編み物、ミシンが大好き。
- 海外ドラマもFBIや医療ものが大好きです。
1: マダニ寄生が引き起こす犬への危険性
マダニは、犬の体によく寄生する、体長2〜3㎜ほどの小さな虫です。
マダニは、動物の血を吸って卵を産みます。この時、血を吸われたことが原因で、様々な病気を引き起こす事があるのです。
ここでは、マダニが犬に与える影響について、詳しく解説します。
1-1: マダニによる感染症とその症状解説
マダニは、様々な感染症を媒介します。
- SFTS (重症熱性血小板減少症候群):発熱、倦怠感、消化器症状などが、現れます。
- バベシア症:発熱、貧血、黄疸などが、現れます。
- ライム病:発熱、関節痛、皮膚の異常などが、現れます。
以上のように、マダニに刺された犬は、これらの感染症にかかるリスクが高まります。
1-2: 怖い病気: SFTSとバベシア症の予防策
SFTSとバベシア症は、犬にとって、特に危険な病気です。
これらの病気は、早期に治療しないと、命に関わることもあります。
- SFTS:SFTSは、マダニに寄生された犬が、感染症にかかる可能性があります。 SFTSは、人にも感染する可能性があり、注意が必要です。
- バベシア症:バベシア症は、マダニに寄生された犬が、感染症にかかる可能性があります。 バベシア症は、犬の赤血球に寄生し、貧血を引き起こします。
これらの病気の予防には、そもそもマダニがつかないように予防することが最も重要です。
1-3: ライム病など人間にも感染するリスク
マダニは、犬だけでなく、人間にも感染症を媒介します。
SFTS (重症熱性血小板減少症候群):これは、近年毎年ニュースで見かけるようになったので知っている人も多いと思いますが、マダニに刺されることで媒介される病気で、死に至ることもある怖い病気です。
ライム病:ライム病は、マダニに寄生された犬が、感染症にかかる可能性があります。 ライム病は、人にも感染する可能性があり、注意が必要です。最近ではアブリルラヴィーンが、ライム病にかかっていたことを公表しており、「たった一回虫にさされただけなのに。。」すぐに治療をすることの重要性が広まればいいという事を、ネット上で公開していました。
マダニに寄生された犬と触れ合う際は、手袋などを着用し、直接触れないようにしましょう。
2: 犬の皮膚を守るためのダニ対策
マダニに寄生されると、犬は、皮膚炎を起こしたり感染症にかかったりすることがあります。
ここでは、私が実践した、犬を守るためのダニ対策を紹介します。
2-1: 皮膚症状とダニの関連性について
特徴
マダニには、一度噛み付くと3日から1週間は血を吸い続けて離れません。
体の大きさも、2〜3㎜のペラペラの状態から、赤黒く6〜8㎜の大きさになって、コロンと落ちてどこかに行きます。
血を吸ってから産卵するので、犬についてきたマダニが、家の中で産卵してしまうことを考えると、、、ゾッとしますよね。
対処法
2-2: 定期的なブラッシングとシャンプーの重要性
定期的なブラッシングとシャンプーは、マダニの早期発見と、駆除に役立ちます。
- ブラッシング:散歩後に、毎回全身をブラッシングをすることで、マダニをすぐに発見することができます。まだ噛み付く前なら追い払う事もできますし、噛み付いて間もなければ感染するリスクを下げることにも繋がります。
- シャンプー:定期的にシャンプーをすることで、全身の状態を把握し、マダニに噛まれていることをすぐに発見するきっかけにもなります。うちの子達は散歩後毎回足を洗っているのですが、5回に1回はノミ・マダニ除去用のシャンプーを使用して、万が一マダニがついていてもそこで落とせるようにしています。(しっかり薬をつけていれば、野生動物がいるような山に行かない限りそんなにつくことはないですけどね。)
2-3:マダニから愛犬を守る薬の活用法
ノミ、マダニから愛犬を守るには、月に1回のマダニ駆除の薬を使用するのがいいでしょう。
ホームセンターに売っている、ダニや蚊を寄せ付けないための虫除けスプレーなんかがあります。
「人間でも外に行く時はつけるし、犬にもいいじゃん!」と思って使っていました。
ただ、うちはかなり田舎の方に散歩していた時期もあって、その時はどんなに気をつけていても帰ってきてブラッシングをしたらマダニが1〜2匹落ちる。みたいな日が続いていて、それだけいるとどうしても月に一度の薬だけだと噛まれなくてもついてきてしまうことがたまにあるので、最初から犬用の虫除けスプレーを散歩前にガッツリつけてから出かけてました。
スプレーをしていると、お尻の周りを飛び回る蚊の姿もほとんど見なかったので、スプレーはかなり効果があったと実感しています。
ただし、スプレーは毎日つける必要があるので少し手間ですが、割と安価で虫対策をできるので、毎日のことが苦にならない人にはおすすめです。
月1回の駆除剤:マダニ駆除の薬は、犬の皮膚に塗布するタイプと、チュアラブルタイプ(お菓子になってるもの)があります。
塗布薬:有名なのはフロントラインです。
首の後ろに数滴垂らして馴染ませるだけなので簡単にマダニ対策ができます。持続力は1ヶ月ほどです。
デメリットは、皮膚に擦り込むので手が汚れることと、塗布直後はスキンシップができなかったり、シャンプーの影響を受ける点です。
飲み薬:ネクスガードは最近CMでも取り上げられるようになったのでこちらも割と有名ですが、私は以前ネクスガードを使用していましたが、動物病院が変わったタイミングで、やめました。
もうすでに何回か飲ませたことがあったので大丈夫だとは思ったのですが、やはり飲み薬なので多少なりとも飲んだ後の副作用みたいなのが出る可能性があるということ獣医さんに説明されたからです。
もしネクスガードを選択されるのであれば、副作用もありうるという事を念頭に入れておいてください。
しかし、飲ませるタイプは本当に楽です。シャンプーの影響も受けないし、スキンシップの制限もないので、小さなお子さんがいる家庭は飲み薬タイプの方が安心な気がします。(うちは娘が2歳の時に2日ほど犬と引き離すのが大変でした。)
ただ、デメリットといえば値段が結構高いので、毎月のことになるとちょっとお財布には辛いです。
塗布剤を飲み薬、両方ともメリットデメリットがあるので、愛犬の事をよく考えた上で、与えやすい方を選択することをお勧めします。
自分で決められない場合は、かかりつけの獣医さんに相談し、愛犬に適した製品を選びましょう。
3: まとめ|愛犬を守るためのマダニ対策
この記事では、犬に大量に寄生するマダニの早期発見が重要な理由について、詳しく解説しました。
マダニは、犬だけでなく、人間にも感染症を媒介する危険な虫です。
愛犬の健康を守るためには、マダニの予防が重要です。
この記事を参考に、愛犬を守るための薬の選択肢を知っていただけたら幸いです。
引用元
* [ペットフード協会](https://www.petfood.or.jp/)
* [日本獣医学会]
* [マダニ対策|犬のダニ予防|アニコムペット保険](https://www.anicom-pet.com/contents/dog/health/tick.html)