特定の問題行動に強い犬の預かり訓練スクールの特徴
犬しつけ教室の預かり訓練とは?基本の概要と選び方
愛犬のしつけに悩んでいる飼い主さんは多いのではないでしょうか? 特に、噛み癖や無駄吠え、トイレの失敗など、特定の問題行動に困っている方は、しつけ教室の預かり訓練が有効な手段となります。
この記事では、犬のしつけ教室の預かり訓練について、基本的な概要や選び方を解説します。
簡単に自己紹介
- 元美容師、スタイリストとして毎月100名以上を担当。ヘアメイク大好きで、現在は自分と娘のヘアアレンジを楽しんでいます。
- 結婚後、難病治療をきっかけに専業主婦になりました。
- 愛犬2匹とのんびり過ごす毎日のおうち時間。
- コーヒーと編み物、ミシンが大好き。
- 海外ドラマもFBIや医療ものが大好きです。
1,犬しつけ教室とドッグスクールの違い
犬しつけ教室とドッグスクールは、どちらも犬のしつけを行う施設ですが、いくつかの違いがあります。
しつけ教室:主に、飼い主と一緒に犬のしつけを行うことを目的としています。 教室に通い、トレーナーの指導のもと、飼い主が犬のしつけ方を学びます。 しつけ教室では、集団レッスンや個別レッスンなど、さまざまな形式があります。
ドッグスクール:犬のしつけを専門に行う施設です。 飼い主は犬を預け、トレーナーが犬のしつけを行います。 ドッグスクールでは、預かり訓練や短期集中訓練など、さまざまなプログラムがあります。
2,預かり訓練の基本的な流れとトレーニング内容
預かり訓練は、犬を専門の施設に預け、トレーナーが犬のしつけを行う訓練です。 預かり訓練では、犬の性格や問題行動に合わせて、個別のトレーニングプログラムが組まれます。
預かり訓練の基本的な流れは、以下のとおりです。
1. カウンセリング
犬の性格や問題行動、飼い主の希望などを詳しく聞き取ります。
例えば、
メモ
- 犬の年齢
- 犬種
- 性格
- 問題行動の内容
- 発生頻度
- 飼い主の生活環境
などを詳しくヒアリングします。
2. トレーニング
犬の性格や問題行動に合わせて、適切なトレーニングを行います。 例えば、噛み癖がある犬には、噛みグセを直すためのトレーニング、無駄吠えをする犬には、無駄吠えを抑制するためのトレーニングを行います。
3. 生活訓練
トイレの習慣、食事のマナー、ケージへの慣れなど、日常生活に必要な訓練を行います。 例えば、トイレの場所を覚えさせる訓練や、食事の時間を決めて、きちんと食べるように訓練を行います。
4. 卒業判定
トレーニングが終了したら、卒業判定を行います。 トレーナーが犬の行動を観察し、問題行動が改善されたかどうかを判断します。
5. アフターフォロー
卒業後も、飼い主が犬のしつけを継続できるように、サポートを行います。 例えば、電話やメールで、しつけに関する質問を受け付けたり、しつけ教室に通い続けることができるようにサポートしたりします。
オンライン講座の普及
以前は犬のしつけといえば、ドッグトレーナーによるしつけ教室か、本で学ぶか、あまり犬の躾について学ぶ環境は多くありませんでした。
が、現在はオンライン講座が充実しています。
ここでいくつかご紹介させていただきます。
Inuversity~いぬ大学~
この講座の先生、しほ先生は、アメリカのアカデミーで、『犬訓練・行動学専門家』の資格を取得。
その後、愛犬と共にタランティーノ監督の映画制作のお手伝いもされた経歴をお持ちです。
日本では犬のしつけなどは全然意識していなかった時代から、すでに家で共に暮らすことを当たり前としていた、本場の海外で学ぶことで、犬の行動や躾方法を学んでいったようです。
犬のしつけの種類
ひとえに、犬のしつけと言ってもたくさん種類があります。
- 基本的なしつけ:お座り、待て、伏せ、来いなどの基本的なコマンドを教えます。
- 問題行動の改善:噛み癖、無駄吠え、トイレの失敗などの問題行動を改善します。
- 噛み癖:噛み癖の原因は様々です。 遊びの興奮、不安、恐怖、所有欲など、様々な要因が考えられます。 原因別に適切なトレーニングを行います。
- 遊びの興奮による噛み癖:遊びの興奮を抑えるために、おもちゃの取り上げ方や遊びの時間をコントロールする訓練を行います。
- 不安や恐怖による噛み癖:犬が安心できる環境作りと、安心できる行動を教える訓練を行います。 例えば、飼い主のそばにいることを安心させる訓練や、落ち着いて過ごすための場所を作って、そこへ誘導する訓練を行います。
- 所有欲による噛み癖:犬がおもちゃや食べ物を独占しようとする場合は、おもちゃや食べ物を共有することを教える訓練を行います。
- 無駄吠え:無駄吠えの原因は、寂しさ、不安、要求、警戒心など様々です。 原因別に適切なトレーニングを行います。
- 寂しさによる無駄吠え:犬に安心感を与えるために、おもちゃやパズルを与えたり、飼い主と遊ぶ時間を増やしたりする訓練を行います。
- 不安や警戒心による無駄吠え:犬が安心できる環境作りと、安心できる行動を教える訓練を行います。 例えば、飼い主のそばにいることを安心させる訓練や、落ち着いて過ごすための場所を作って、そこへ誘導する訓練を行います。
- 要求による無駄吠え:犬が何かを要求して吠えている場合は、要求に応える代わりに、おやつや玩具を与える訓練を行います。
- トイレの失敗:トイレの失敗の原因は、トイレの場所がわからない、トイレの習慣が身についていない、病気など様々です。 原因別に適切なトレーニングを行います。
- 社会化:他の犬や人とのコミュニケーションを円滑にするための訓練を行います。 例えば、他の犬と安全に遊べるように、犬同士の挨拶の仕方を教えます。
- 運動能力の向上:体力向上や運動能力の向上を目的とした訓練を行います。 例えば、ボール遊びや障害物競走など、犬が楽しめる運動を行います。
- 問題行動:【無駄吠えトレーニング内容】無駄吠えの原因を突き止め、それに応じたトレーニングを行います。 例えば、寂しさから吠える場合は、犬に安心感を与えるトレーニングを行います。 おもちゃやパズルを与えたり、飼い主と遊ぶ時間を増やしたりすることで、犬の寂しさを軽減します。 また、何か要求をして吠えている場合は、要求に応える代わりに、おやつや玩具を与える訓練を行います。 犬が吠えると、すぐに要求が通ってしまうと、犬は吠えることで要求が通ると学習してしまいます。 そのため、吠える代わりに、おやつや玩具を与えることで、犬に吠えなくても要求が通ることを教えます。
これを全ていっぺんにできるようになるとは思いませんが、愛情を持って少しずつ訓練すれば犬自身にも伝わります。
しかし、どのしつけ教室の先生もおっしゃっている通り、犬のしつけで一番大事なのは犬ではなく飼い主の方です。
いくら愛情を持っていても、飼い主がポイントを押さえていなければ愛犬に伝わることはありません。
例えば
せっかく預かりトレーニングで訓練を受けてきた愛犬に、以前と同じように接していたら愛犬は混乱し、思うように訓練の成果が出ない可能性があります。
訓練をしてくれたトレーナーに、その後の飼い主の対応や、状況に応じた対応方法などを、きちんと確認してから愛犬を迎え入れるようにしましょう。
愛犬に適したしつけ教室の選び方とポイント
愛犬に適したしつけ教室を選ぶためには、以下のポイントを参考にしましょう。
- トレーナーの資格:トレーナーの資格や経験を確認しましょう。 資格を持っているトレーナーは、犬の行動学やしつけに関する知識・技術を習得しています。
- トレーニング方法:しつけ教室のトレーニング方法が、愛犬の性格や問題行動に合っているか確認しましょう。 しつけ教室によっては、独自のトレーニング方法を採用している場合があります。
- 施設の環境:しつけ教室の施設環境が、愛犬にとって安全で快適な環境であるか確認しましょう。 清潔さや広さ、安全性などをチェックしましょう。
- 料金:しつけ教室の料金体系を確認しましょう。 預かり訓練の料金は、期間やトレーニング内容によって異なります。
- 口コミ:しつけ教室の評判を調べてみましょう。 インターネットや口コミサイトなどで、しつけ教室の評判を確認することができます。
まとめ
犬しつけ教室の預かり訓練は、愛犬の問題行動を改善する有効な手段です。 しかし、しつけ教室を選ぶ際には、上記を参考に、愛犬に適したしつけ教室を選びましょう。 愛犬と飼い主が安心して通えるしつけ教室を見つけることが、しつけ成功の鍵となります。
**参考情報**
* 日本動物病院協会: [https://www.jva-animal-hospital.org/](https://www.jva-animal-hospital.org/)
* 日本ペットシッター協会: [https://www.pet-sitter.jp/](https://www.pet-sitter.jp/)
**注記:** しつけ教室の料金やトレーニング内容は、教室によって異なります。 事前に問い合わせて、詳細を確認しましょう。